塗装現場で働いている皆さんは日々の業務の中でこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
「現場とのやり取りに時間がかかる」「写真管理が面倒くさい」「報告書作成が大変」「もっと現場管理をラクにしたい」
そんなお悩みを解決するために昨今は塗装業に限らず、建設業界全般でクラウドサービスやアプリサービスが施工管理アプリ(現場管理アプリ)として多く生まれています。

みなさんの「塗装の現場を効率化できる施工管理アプリ(現場管理アプリ)ってないの?」というお声に答え、最新アプリサービスを紹介します。日頃のお仕事を効率化させる方法の一つとして、参考にしてください。

1.施工管理アプリ(現場管理アプリ)の選び方!

1-1.施工管理アプリとは?

施工管理アプリ(現場管理アプリ)とは、塗装を含む建築業の現場管理の効率化のため、作られたシステム、アプリのことです。機能や費用は様々ですが、基本的にはコミュニケーションツールとしてのチャット機能や施工管理のためのカレンダー機能などがあります。

クラウド上で保存されているため“いつでもどこでも”“関係者全員が”情報を確認できることで、情報共有のミスや手間などがなくなることもメリットの1つです。

1-2.施工管理アプリの選び方

①何を解決したいかを洗い出す

施工管理アプリ(現場管理アプリ)は世の中に多くでていますが、まず調べ出す前に何を効率化させたいのか、どんなお悩みを解決したいのかを洗い出しておきましょう。

ここでは、塗装店の皆さまから聞くお悩みをご紹介します。

 □指示が毎回電話で時間がかかる
 □デジカメやSDカードを事務所で受け渡しするのが面倒
 □現場状況確認のために現場に足を運ぶのが面倒
 □写真やデータがメッセージで流れてしまい探すのが手間
 □報告書の作成作業で文言や写真の挿入に時間がかかる
 □誰が現場に入っているのか、後で確認ができない
 □工程が事務所に戻らないとわからない 

このように皆さまが「もっと効率化したい」「簡単になったらいいのに」と思っていることを洗い出しておくことでツールの選択時に指針となります。

②お悩みに合わせた機能があるかをチェック

お悩みの洗い出しが終わったら、アプリを探していきましょう。たくさんのアプリの中で①で整理したご自身のお悩みを解決する機能があるかどうかが、ポイントになります。

お悩みお悩みを解決するために必要な機能
指示が毎回電話で時間がかかるチャット機能など
デジカメやSDカードを事務所で受け渡しするのが面倒写真共有、管理機能
現場状況確認のために現場に足を運ぶのが面倒チャット、ビデオ機能
写真やデータがメッセージで流れてしまい探すのが手間掲示板、ファイル管理機能
報告書の作成作業で文言や写真の挿入に時間がかかる報告書テンプレート機能
誰が現場に入っているのか、後で確認ができない日報機能、現場入退場機能
工程が事務所に戻らないとわからない工程管理機能

お悩みを解決する機能かわからないときは、各社のホームページに詳しく記載しているので、確認しましょう。

③費用と機能が見合うアプリがあるかをチェック

いくら使いやすくても、費用的に見合わないこともあるのではないでしょうか。費用と必要としている機能を見比べて費用対効果が最大限に得られるアプリを選びましょう。

アプリによっては、無料で使える期間があるので気になるものは実際に使って比較しましょう。

代表的な施工管理アプリ(現場管理アプリ)の費用と機能を比べてみました。参考にされてください。

アプリ名費用多機能
現場ポケット
クラフタ
SITE(サイト)
ANDPAD
ダンドリワークス
KANNA
Kizuku

今回は、簡単に判断するために費用と機能数で比べました。実際には自社にとって必要な機能が入っているかという基準でチェックすることが大切です。 次章以降では、施工管理アプリ(現場管理アプリ)の詳細を紹介していきます。

2.塗装店も使える施工管理アプリ7選

たくさんある施工管理アプリ(現場管理アプリ)を検討されている方は「自社に合うアプリはどれ?」という観点で選ばれると思います。
今回は、塗装店向けに厳選した施工管理アプリ(現場管理アプリ)を7種ご紹介いたします。

 1.現場ポケット
 2.クラフタ
 3.SITE(サイト)
 4.ANDPAD
 5.ダンドリワークス
 6.KANNA
 7.KIZUKU

2-1.低価格&機能が揃った「現場ポケット」

塗料メーカーである株式会社アステックペイントが開発した現場管理アプリ「現場ポケット」。必要な機能は揃っていながら、低価格で使用可能です。

塗料メーカーならではの視点で開発された機能が多く、現在全国2000社の塗装店が利用しています。

◆特徴
 ・塗装店で使える機能が揃っている
 ・初期費用無料・月額8,800円でランニングコストも安い
 ・ユーザー・データ容量無制限

【詳細】
機能:トーク、掲示板、アルバム、日報、報告書作成
価格:8,800円(税抜)/月(年間契約)、10、000円/月(月額契約)
初期費用:無料
無料お試し期間:開始日から2ヶ月間
無料プラン:なし
ID制限:ユーザー数、データ容量無制限

2-2.完全無料の施工管理アプリ「クラフタ」

クラフタ公式サイトより

完全無料で使える施工管理アプリ「クラフタ」。機能は、顧客管理・案件管理・チャット機能のみ。まずは一度、施工管理アプリを使ってみたいという方におすすめ。

◆特徴
 ・完全無料で使える
 ・案件・顧客管理、チャット機能など最低限の機能が揃っている
 ・中小の建築会社・塗装会社におすすめ

【詳細】
機能:顧客管理・案件管理・チャット機能
価格:無料
初期費用:無料
無料お試し期間:無料
無料プラン:一律無料
ID制限:ユーザー数、データ容量無制限

2-3.シンプル機能でラクラク情報共有「SITE(サイト)」

SITE公式サイトより

案件管理、スケジュール、チャット機能の3つに絞った施工管理アプリ「SITE(サイト)」。1ユーザー450円で使用可能。シンプルな使用感で最低限の機能を利用したい方におすすめ。

◆特徴
 ・1ユーザー450円で使用可能
 ・案件管理、スケジュール、チャット機能など最低限の機能が揃っている
 ・中小の建築会社・塗装会社におすすめ

【詳細】
機能:案件管理、スケジュール、チャット機能
価格:450円/ユーザー
初期費用:無料
無料お試し期間:なし
無料プラン:なし
ID制限等:1ユーザーあたり10GB

2-4.堂々シェアNO.1の施工管理アプリ「ANDPAD」

ANDPAD公式サイトより

中~大規模工事業者向け。施工管理にとどまらず、顧客管理まで可能。機能が多く、サポートも充実しているから安心。

◆特徴
 ・中~大規模工事業者におすすめ
 ・機能が充実
 ・サポート充実

【詳細】
機能:写真・資料管理、日報、工程表、横断工程表(稼働管理)、チャット、営業管理、カレンダー (α版)
オプションとして、検査、見積作成、OB点検・メンテナンス管理、受発注などの機能も。
価格:ID数によって変動。
(60ID)3.6万円/月
(100ID)6万円/月
(200ID)12万円/月
初期費用:10万円
無料お試し期間:なし
無料プラン:なし
ID制限等:ID数によって価格が変動。

2-5.オプション機能が多く、カスタマイズできる「ダンドリワークス」

ダンドリワークス公式サイトより

中~大規模工事業者向け。建築業に特化したクラウド型情報共有サービス。オプションの機能が多くカスタマイズできるのが魅力。

◆特徴
 ・中~大規模工事業者におすすめ
 ・オプション機能が充実のため必要な機能をカスタマイズできる
 ・利用開始後のサポート充実

【詳細】
機能:写真・資料管理、現場管理機能
オプションとして、工程表管理、入出金、発注請求、自主検査、報告書、いえレコ、顧客管理などの機能も。
価格:アカウント数によって変動。
30アカウント:19800円(税別)
50アカウント:24800円(税別)
100アカウント:29800円(税別)
150アカウント:34800円(税別)
200アカウント:39800円(税別)

初期費用:200,000円
無料お試し期間:デモ利用が可能(期間は応相談)
無料プラン:なし
ID制限等:アカウント数によって価格が変動する。

2-6.1GBまで無料で使える!「KANNA」

KANNA公式サイトより

シンプルに使いやすさを重視した施工管理アプリ「KANNA」。1GBまでは無料で使えるので、案件管理とチャット機能で使いやすいアプリをお求めの方におすすめ。

◆特徴
 ・機能は最低限でシンプル
 ・1GBまで無料で使える
 ・職人とのやり取り、案件管理がやりやすい

【詳細】
機能:チャット、案件管理機能
価格:データ容量によって変動。
1GBまで無料。
1TB追加:
(年間一括払い)16,500円/月(198,000円/年)
(月額払い)19,800円/月(237,000円/年)※すべて税抜

初期費用:0円
無料プラン:データ保存1GBまで無料
ID制限等:なし

2-7.建築系企業全般に使える「Kizuku」

Kizuku公式サイトより

コミュニケーションとスケジュール管理ができ、幅広い会社が利用している実績あり。提供はコムテックス株式会社。

◆特徴
 ・オプションで選べる機能が充実
 ・アカウント数で制限
 ・多くの業界で使いやすい

【詳細】
機能:スケジュール、トーク、写真・ファイル管理、工程管理、報告書機能
(オプション)工程管理、施工/検査報告書、作業者管理、注意喚起配信機能

価格:アカウント数・オプションで制限。
30アカウント:22,000円/月
50アカウント:33,000円/月
100アカウント:55,000円/月
・オプション料金(アカウント数によって変動)
工程管理機能:3,300円~5,500円/月
施工/検査報告書:3,300円~5,500円/月
作業者管理機能:6,600円~11,000円/月
注意喚起配信:3,300円~5,500円/月

初期費用:0円

無料プラン:なし

ID制限等:アカウント数によって価格に変動。

3.まとめ

いかがだったでしょうか。1章では、施工管理アプリの選び方を、2章では7種類の施工管理アプリを特徴別にご紹介しました。

施工管理アプリは導入によって、コミュニケーションストレス、時間の削減、業務時間の割く削減、工事品質の向上などさまざまな効果がでてきます。

しかし、世の中には多くの施工管理アプリがあり、特徴もさまざま。だからこそ、自社に求められている機能を明確にした上で検討することが大切です。

ぜひ、今回の記事を通して、会社に適した施工管理アプリを見つける参考にしてください。