工事日報は、無料で公開されているエクセルのテンプレートを使うと便利です。テンプレートを使えば、エクセルを使って自作する必要はありません。
しかしテンプレートは数が多いため「どれを使えば良いか分からない」と悩む方も多数います。できれば最適なものを選びたいですよね。
そこで今回は、おすすめのエクセル工事日報テンプレート5選やテンプレート使用時の注意点などについてまとめました。
担当者様に向けて、プロの目線から解説をします。記事を最後までチェックすれば、ぴったりの工事日報テンプレートが見つかりますよ。
エクセルでの工事日報作成はテンプレートが便利
工事日報の記入用紙を、ゼロから自前で作成するのは大変です。時間がかかりますし、高いPCスキルが求められます。
工事日報は、自前で作成するのではなく、エクセルで作成されたテンプレートを使用するのがおすすめです。
大半の工事日報テンプレートは、会員登録すら必要なく、無料でダウンロードできます。本記事で紹介している「エクセル工事日報テンプレート5選」もすべて無料です。
「エクセルで工事日報を作成する方法を知りたい」と思っていた方も、ぜひこの機会にテンプレートを活用してみてください。
エクセルの工事日報テンプレートを使用する際の注意点
エクセルの工事日報テンプレートを使用する際は、以下3つの点に注意してください。
- 建設業向けの工事日報テンプレートを使う
- 必要な項目が揃っているかをしっかり確認する
- テンプレートがあるからと安心してはいけない
それぞれ詳しく見てみましょう。
建設業向けの工事日報テンプレートを使う
インターネットで調べてみると、たくさんの日報用テンプレートがヒットします。しかしその大半が、建設業向けのものではありません。
建設業とそれ以外の業界では、日報の書き方が異なります。
例えば建設業では、複数の従業員の作業内容を1つにまとめて日報を作成するのが一般的です。一方、他の業界では、従業員1人につき1つ日報を作成するケースが大半です。
エクセルの工事日報テンプレートを探す際は、建設業向けのものを探しましょう。
建設業向けの工事日報テンプレートは、タイトルなどに「建設業向け」と記載されているので、簡単に見分けられます。
本記事で紹介している工事日報テンプレートも、すべて建設業向けのものです。
必要な項目が揃っているかをしっかり確認する
テンプレートによって、内容がわずかに異なります。例えば備考欄付きのテンプレートもあれば、ないものもあります。
建設業向けの工事日報テンプレートを選ぶ際は、必要な項目が揃っているかをしっかり確認しましょう。「とりあえずテンプレートを使っておけば大丈夫でしょ」といった考えはおすすめしません。
工事日報に加えたい項目は、企業によって異なります。必要な項目が揃ったテンプレートが見つからない場合は、テンプレートを自力で編集しなければなりません。
建設業向けの工事日報テンプレートは、エクセルでダウンロードできるものが大半です。PDFではないので、後から編集を加えることは可能です。
ゼロから工事日報を作成するよりは編集の方が簡単ですが、手間がかかるので、最初から必要な項目が揃っているテンプレートを選んだ方が良いでしょう。
テンプレートがあるからと安心してはいけない
エクセルのテンプレートは、あくまで分かりやすい工事日報を作成するための1つの手段に過ぎません。
いくらテンプレートが素晴らしくても、作業員がきちんと記入をしてくれなければ台無しです。
「テンプレートがあるから工事日報に関する心配は不要」といった考えは間違いです。
工事日報は当日に仕上げるように徹底したり、読み手のことを考えて簡潔に分かりやすく記載してもらったりすると、より良い工事日報ができあがります。
テンプレートを作成しただけで満足せず、その運用まで意識しましょう。テンプレートの使用は、あくまで良い工事日報の作成のための1つの要素です。
エクセルでの工事日報作成におすすめのテンプレート5選
シンプルなものから詳細なものまで、5つの工事日報テンプレートを紹介します。
どれも簡単にダウンロードできるので、自社に合ったものを見つけてみてください。
ひな形ジャーナル
| タイトル | 作業日報 テンプレート 建設業 向け(エクセル・ナンバーズ) |
| ファイル形式 | エクセル・ナンバーズ |
| サイズ | A4 |
| 特徴 | ・とにかくシンプル |
| リンク | https://hinagata-journal.com/business/daily-work-report001 |
会員登録なしでダウンロードできる工事日報テンプレートです。今回紹介する会員登録が不要のテンプレートのなかでは、最もシンプルなものとなっています。
ナンバーズでもダウンロードができるため、Macを使用していてエクセルが入っていない場合にもおすすめです。
テンプレートBANK
| タイトル | 作業日報 建設業向け（シンプル／横） |
| ファイル形式 | エクセル |
| サイズ | A4 |
| 特徴 | ・作業内容欄とメモ欄が分けて設けられている ・ダウンロードには無料会員登録が必要 |
| リンク | https://www.templatebank.com/contents/daily-jobtime-report-3 |
横型の工事日報テンプレートです。今回全3つ紹介している「テンプレートBANK」の工事日報テンプレートは、すべて横型となっています。
また3つのなかではこのテンプレートが最もシンプルです。末尾には作業内容欄とメモ欄があります。
テンプレートBANK(2)
| タイトル | 作業日報 建設業向け（備考欄あり）1 |
| ファイル形式 | エクセル |
| サイズ | A4 |
| 特徴 | ・他のテンプレートよりも詳細な記録が可能 ・ダウンロードには無料会員登録が必要 |
| リンク | https://www.templatebank.com/contents/daily-jobtime-report-2 |
氏名欄を15人から10人に減らすことで、マス目を大きくしたテンプレートです。
1つ前に紹介したテンプレートとは異なり、作業内容欄がなくなっています。その分、メモ欄が大きくなっている点が特徴です。
また時間関連の内容に加えて、使用機械や使用材料まで個別で記載可能です。
テンプレートBANK(3)
| タイトル | 作業日報 建設業向け（備考欄あり）2 |
| ファイル形式 | エクセル |
| サイズ | A4 |
| 特徴 | ・休憩時間に関する列がない ・ダウンロードには無料会員登録が必要 |
| リンク | https://www.templatebank.com/contents/daily-jobtime-report-4 |
1つ前、2つ前に紹介したものと同じ種類のテンプレートです。メモ欄が大きく設けられている点は、1つ前のテンプレートと似ています。
しかし休憩時間に関する列がなくなっています。
休憩時間を正確に把握する必要があるか否かで、どちらのテンプレートを使うかを決めると良いでしょう。
日報くん
| タイトル | 【建設業向け】作業日報テンプレート |
| ファイル形式 | エクセル・ワード |
| サイズ | 不明 |
| 特徴 | ・唯一のカラー版テンプレート |
| リンク | https://column.nippoukun.bpsinc.jp/nippou-format/ |
1つ前に紹介したものと同じくらい、詳細に記載ができるテンプレートです。
太字や背景色によって、より見やすくなっています。また縦型のテンプレートである点も特徴です。
今回紹介する5つのテンプレートのなかで唯一、ワードでのダウンロードが可能です。
工事日報はエクセルよりもアプリが便利
ここまで、エクセルを使った工事日報のテンプレートについて解説をしました。
しかし実は、工事日報はエクセルよりもアプリの方が便利です。理由は以下の3つです。
- スマホから簡単に入力できるから
- 入力情報を簡単に集計できるから
- チャットでのやり取りや工程管理など他の業務も同一アプリ内で行えるから
1点ずつ詳しく解説します。
スマホから簡単に入力できる
エクセルはスマホからでも操作できますが、主にPCで使われるツールなので、スマホだと不便に感じるでしょう。
エクセルの工事日報テンプレートへの記入方法は、主に以下の2つです。
- 手書きで記入する
- PCで記入する
手書きは最もアナログな方法です。人や作業などでソートできないため、おすすめできません。
またPCは、スマホと比べるとハードルが高い選択肢です。作業員のなかには、PCの操作が得意でない方もいるでしょう。
一方でアプリは、スマホでの使用を前提に作られています。よってエクセルのテンプレートよりも、工事日報アプリの方が使い勝手の面で優れています。
また、スマホは皆が日々扱っているデバイスなので、負担なく工事日報を記入してもらえる点もメリットです。スマホは一人ひとりが所有しているデバイスなので、順番待ちも発生しません。
より良い工事日報を作成するには、作業員の記入に対するストレスを軽減することが大切です。アプリを用いて工事日報の記入のハードルを下げましょう。
入力情報を簡単に集計できる
エクセルでは、関数やピボットテーブルを使えば、入力情報を集計できます。しかし関数やピボットテーブルを使いこなすには、専門知識が必要です。
本記事で紹介したテンプレートはあくまで雛形で、集計に関する機能は一切備わっていません。
一方、工事日報アプリでは入力した情報が自動で集計されます。数回クリックをするだけで、必要な情報にアクセス可能です。
グラフや表を自動生成できるなど、データを可視化する機能も備わっています。
工事日報は、ただ記録として保存しておくだけでなく、分析をして更なる業務効率化を図るためにも活用できます。
こういった理由からも、工事日報はエクセルよりもアプリの方がおすすめです。
チャットでのやり取りや工程管理など他の業務も同一アプリ内で行える
アプリの最大の魅力は、機能が工事日報だけに留まらない点です。
工事関連のアプリは多数リリースされています。工事日報や工事黒板など1つの機能に特化したアプリもありますが、以下のように複数の機能を兼ね備えたアプリも珍しくありません。
- 工事日報
- 工事写真管理
- 電子小黒板
- チャット
- 工程管理
- 報告書
エクセルの工事日報テンプレートを使用すれば「工事日報」の業務が効率化されますが、それに留まります。
一方でアプリを使えば、工事日報に留まらず、さまざまな業務の効率化が可能です。
有料のアプリでも、無料期間が設けられているケースが大半です。
「業務を効率化したい」という想いでエクセルのテンプレートを探している方は、ぜひアプリの活用も検討してみてください。
工事日報アプリなら現場ポケット
現場ポケットは、工事日報に加えて以下の機能を搭載したアプリです。
- 日報機能
- アルバム機能
- 写真台帳作成機能(報告書作成機能)
- トーク機能
- 掲示板機能
- 工程管理機能
現場ポケットを使えば、作業開始時間と作業終了時間をワンタッチで登録できます。また現場ごとにかかった作業人工、職人別の作業人工をファイルで出力することも可能です。
よって日当計算や協力業者への請求額の計算などにも役立ちます。
現場ポケットは、35,000人以上の方々に登録いただいております。また契約更新率は95.5%と、多くの利用者様に満足いただいています。
料金は年間契約の場合、月11,880円です。初期費用やオプション費用は一切かかりません。
最大2ヶ月間無料でご利用いただけます。ぜひ以下より詳細をチェックしてみてください。
まとめ
おすすめのエクセル工事日報テンプレート5選やテンプレート使用時の注意点などについて解説しました。
工事日報は、エクセルで自作するよりもテンプレートを使った方が便利です。そしてアプリを活用すると、さらに便利です。
アプリの方が、より楽に工事日報を作成でき、情報の集計も簡単に行えます。そしてアプリには「工事日報」以外の機能も備わっています。
この機会に一歩踏み出して、エクセルやアプリの導入を検討してみてください。
最大2ヶ月間無料で利用できるアプリ「現場ポケット」については、以下で詳しく紹介しています。
