【建設業】施工管理における工程管理とは?おすすめソフト・アプリ3選

2024-10-30

【建設業】施工管理における工程管理とは?おすすめソフト・アプリ3選

工程管理とは、工事を円滑に進めるための計画や監視、調整を行う業務のことです。

工事に欠かせない工程管理ですが、その方法は建設現場によって異なります。

ホワイトボードを使ってアナログ管理をしているとこもあれば、アプリを使って管理をしているところもあります。

そこで今回は、工程管理の概要や重要視される理由、工程管理におすすめのソフト・アプリ3選などについてまとめました。

担当者様に向けて、プロの目線から解説をします。

記事を最後までチェックすれば、なぜ工程管理が重要なのか、工程管理を効率的に行うにはどうすれば良いのかが明確になりますよ。

建設業における工程管理とは「施工管理の1項目」である

工程管理は、工事の進行を円滑に進めるための計画・監視・調整を行う業務です。

例えば工事の作業内容やスケジュールを設定したり、作業が適切に進行しているかを確認したり、必要に応じてスケジュールを変更したりします。

そして工程管理は、施工管理のなかの1項目です。施工管理は、主に以下の4つに分類されます。

  • 工程管理
  • 原価管理
  • 品質管理
  • 安全管理

工程管理の目的は、納期に遅れず、予算内で工事を完了させることです。建設現場では、作業が1つ遅れると、その後の作業にも影響を及ぼします。

工事を計画通りに進めるため、無駄なコストや遅延を防ぐためには、工程管理が欠かせません。

建設業で工程管理が重要視される理由

建設業で工程管理が重要視される理由は以下の3つです。

  • 納期どおりに工事を進められるから
  • 労働災害の防止につながるから
  • コストや時間の節約につながるから

それぞれ詳しく解説します。

納期どおりに工事を進められるから

工期がずれ込むと、顧客からの信頼を失ってしまいます。

しかし工事が外で行われる業務で、さまざまな関係者がいる以上、スケジュールの遅れはつきものです。

雨が続くと、工期は遅れるでしょう。また資材が予定どおり届かずに、工期が遅れてしまうこともあるかもしれません。

工程管理がしっかりしていれば、万が一遅れが発生した場合にも、迅速にスケジュールを調整して対応できます。

労働災害の防止につながるから

工事現場には多くの作業員がいます。また、工事ではいくつもの重機を使用します。よって工程が混乱すると、労働災害につながりやすくなるでしょう。

またスケジュールが過密だと、疲労や不注意から労働災害につながるかもしれません。

工程管理によって無理のないスケジュールを維持できれば、労働災害の防止につながります。工事は危険と隣り合わせだからこそ、工程管理が大切です。

コストや時間の節約につながるから

工事には、多くの資材や労力が投入されます。そして工程管理を行うことで、資材や労力が無駄にならずに済みます。

例えば工程が遅れると、資材の保管に余計な費用がかかるでしょう。また段取りが悪く作業員の待機時間が増えると、無駄な人件費が発生します。

急いで工事を行った結果、やり直しが発生すると、コストは大幅に膨れ上がってしまいます。

工程管理は、コストや時間の節約といった観点からも欠かせません。

建設業における工程管理の方法は全部で3つ

建設業における工程管理の方法は、以下の3つに分かれます。

  • 紙面・ホワイトボードで管理
  • エクセルで管理
  • ソフト・アプリで管理

1つずつ詳しく解説します。

紙面・ホワイトボードで管理

最もアナログな方法が、紙面・ホワイトボードでの工程管理です。手書きで直接書き込むので、パソコンやスマートフォンなどの電子機器を必要としません。

「電子機器を必要としない」はメリットにもなり得ます。

しかし過去の情報を保存できない・現場でしか工程を確認できないなど、複数のデメリットがあるため、おすすめできる選択肢ではありません。

エクセルで管理

エクセルで表を作成して、そこに入力する形で工程を管理する方法もあります。多くの建設現場で採用されている方法と言って良いでしょう。

エクセルは、工程管理のみならず、工事日報など建設業におけるさまざまな場面で活用されるツールです。

ファイルを共有すれば、現場にいなくても、進捗をリアルタイムで確認できます。しかし、更新や編集がやや手間だったり、ヒューマンエラーが発生しやすかったりします。

そのため、強くおすすめできる選択肢ではありません。

関連記事:【無料】エクセル工事日報テンプレートおすすめ5選!使用時の注意点も

ソフト・アプリで管理

ソフトやアプリを用いた工程管理は、近年建設業界で急速に普及しています。

ソフトやアプリを使うと、スケジュールを自動調整できたり、簡単な入力をするだけで各種報告書を自動生成できたりします。

アプリの場合、スマートフォンからでも不自由なく使える点もポイントです。

他2つの選択肢とは異なり、導入には月額1万円〜のコストがかかります。しかし、大幅な業務効率化が期待できるので、工程管理の方法として最もおすすめです。

建設業の工程管理はソフトやアプリの活用がおすすめ

ここまで、工程管理の方法を3つ紹介しました。そしてそのなかで一番のおすすめは、ソフト・アプリです。

紙面・ホワイトボードやエクセルよりもソフト・アプリをおすすめする理由は以下の3つです。

  • エクセルよりも使い勝手が良い
  • 複数の拠点でリアルタイムに情報を共有できる
  • チャット機能や写真共有機能なども使える

各理由について詳しく説明します。

エクセルよりも使い勝手が良い

エクセルよりもソフトやアプリの方が、使い勝手の面で優れています。

まず、エクセルを使いこなすには関数やピボットテーブルの知識が必要です。これらの知識を活用することで、はじめて快適な工程管理が実現できます。

一方でソフトやアプリの場合は、エクセルでは関数やピボットテーブルの知識がないと使えないような機能が、すでに元から搭載されています。

工程管理は毎日行う業務です。だからこそ、使い勝手の良さは欠かせません。

複数の拠点でリアルタイムに情報を共有できる

ソフトやアプリは、スマートフォンからでも使用できます。そのため、現場にいない相手にもリアルタイムで情報を共有できます。

また、現場にいない方が、現場に対して直接指示を出すことも可能です。

まず紙面やホワイトボードといったアナログな方法の場合、現場にいなければ工程を確認できません。電話やメールをすれば不可能ではありませんが、やはり不便です。

エクセルはファイルを送ることもできますが、更新前のものか更新済みのものか分からなくなったりして大変です。

複数の拠点で確実に、リアルタイムで情報を共有できるのは、ソフトとアプリだけです。

チャット機能や写真共有機能なども使える

ソフトやアプリは、工程管理機能のみならず、以下のような機能を兼ね備えたものも珍しくありません。

  • 工事日報
  • 工事写真管理
  • 報告書
  • チャット

ソフトやアプリを1つ導入するだけで、建設業におけるさまざまな業務を効率化できます。

工程管理の業務を効率化したいと考える方の大半は、他の業務も同様に効率化したいと考えるでしょう。

よって複数の機能を備えたソフトやアプリの導入がおすすめです。

建設業の工程管理のためのソフト・アプリの選び方

建設業の工程管理のためにソフト・アプリを選ぶ際は、以下2つの点に注意しましょう。

  • 誰でも直感的に扱えるソフト・アプリを選ぶ
  • サポート体制が充実しているソフト・アプリを選ぶ

それぞれ詳しく解説します。

誰でも直感的に扱えるソフト・アプリを選ぶ

ソフトやアプリには、工程管理のみならず、さまざまな機能が搭載されているとお伝えしました。

つまりソフトやアプリは、工程管理の担当者だけが使うものではありません。チャットや工事日報の機能が付いたものの場合、現場の従業員も使用します。

よって誰でも直感的に扱えるものを選びましょう。使い方が難しいと、ソフトやアプリが従業員に浸透しません。

せっかく導入をしたのに、全く活用ができないのはもったいないですからね。

大体のソフトやアプリには無料体験期間があるので、扱いやすさを確認してみましょう。

サポート体制が充実しているソフト・アプリを選ぶ

ソフト・アプリはサポート体制が充実しているものを選びましょう。使っているうちに、使い方などさまざまな疑問や不安が出てくるためです。

無料体験期間が長いソフトやアプリの方が、事前に使い勝手などを確認できます。またセミナーを開催しているところでは、活用方法などについてレクチャーを受けられます。

導入後にメールや電話でのサポートが受けられるかどうかも重要なポイントです。

建設業の工程管理におすすめのソフト・アプリ3選

建設業の工程管理におすすめのソフト・アプリ3選は、以下のとおりです。

アプリ名初期費用ランニングコスト無料期間
現場ポケット
おすすめ!
無料10,800円/月〜2ヶ月間
KANNA無料要問い合わせ14日間
サクミル無料4,000円/月〜2ヶ月間

現場ポケット

現場ポケット

初期費用無料
ランニングコスト年間契約 10,800円/月(税込 11,880円/月)
月額契約 12,000円/月(税込 13,200円/月)
※利用人数(アカウント数)・データ容量等による
追加料金なし
オプション費用
無料期間2ヶ月間
対応OSiOS / Android

現場ポケットは、初期費用0円&ランニングコスト月10,800円で全ての機能を利用できるアプリです。

主な機能は次のとおりです。

  • 工程管理機能
  • アルバム機能
  • 報告書作成機能
  • トーク機能
  • 掲示板機能
  • 日報機能

現場ポケットを使えば、テンプレートを利用して瞬時に工程表を作成できます。また工程表は簡単に共有できるので、急な工程変更が発生しても安心です。

>>現場ポケット公式サイトはこちら

KANNA

KANNA
初期費用無料
ランニングコスト要問い合わせ
オプション費用あり(要問い合わせ)
無料期間14日間
対応OSiOS / Android

KANNAは、ありとあらゆる現場の情報を見える化し、クラウドでまとめて管理することができるシステムです。

主な機能は次のとおりです。

  • 複数現場の統合管理
  • 現場管理
  • 現場写真の管理
  • 資料への書き込みや共有
  • 写真台帳
  • チャット・報告
  • カレンダー

>>KANNA公式サイトはこちら

サクミル

サクミル
初期費用無料
ランニングコスト4,000円/月〜
オプション費用あり(要問い合わせ)
無料期間2ヶ月間
対応OSiOS / Android

サクミルは、30人分までであれば月額4,000円〜で利用できる、コストパフォーマンスの高さが強みのアプリです。

主な機能は次のとおりです。

  • 顧客管理
  • 案件進捗管理
  • ファイル管理
  • スケジュール
  • 作業日報
  • 写真台帳作成
  • 見積・請求管理
  • 原価・粗利管理
  • 経営レポート

>>サクミル公式サイトはこちら

まとめ

本記事では、工程管理の概要や重要視される理由、工程管理におすすめのソフト・アプリ3選などについて解説しました。

工程管理には、ソフトやアプリの活用がおすすめです。何を使って工程管理を行うのかによって、効率が大きく変わります。

初期費用0円&ランニングコスト月10,800円で全ての機能を利用できる「現場ポケット」について気になる方は、以下より詳細をチェックしてみてください。

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